卒業例から学ぶ不妊治療(6)卵巣機能低下SLEでのタイミング法妊娠例
30代前半で、AMH0.52とかなり卵巣機能が低下していたSLE(全身エリテマトーデス:自己免疫疾患)の方でした。プレドニンは4mgと少量で状態が安定している状況でしたので妊娠もOKとのこと。来院当日...
続きを読む30代前半で、AMH0.52とかなり卵巣機能が低下していたSLE(全身エリテマトーデス:自己免疫疾患)の方でした。プレドニンは4mgと少量で状態が安定している状況でしたので妊娠もOKとのこと。来院当日...
続きを読む重症の乏精子症でも自然(タイミング法)妊娠し卒業された方です。この方も子宮卵管造影検査をしておいて良かったのですね。重症の乏精子症だと、「子宮卵管造影検査や人工授精は全く無意味」と決めつけて、おこなわ...
続きを読む今後、卒業された方の例から、皆さんに参考になる治療例をご紹介していきたいと思います。35歳、他院で採卵5回、胚移植5回受けて、1回は妊娠・流産。当クリニックでの子宮卵管造影検査では、左の卵管水腫(34...
続きを読む30歳代前半の方が5回開腹手術後に、自然妊娠し、卒業されました。この方は、腸の疾患、感染などで、5回の開腹手術を受けていたのです。超音波検査では、片側の卵巣周辺には、癒着で水が溜まっていました。また、...
続きを読む31才、前医で1回採卵、5回胚移植で妊娠せず来院。AMH=1.81(39才相当)と治療を急ぐ必要がありました。諸検査により、慢性子宮内膜炎(CD138 =18個/20視野)を認めました。HSGもおこな...
続きを読む子宮奇形の方の妊娠例を続けてご紹介します。子宮に問題がある方は少なくないのです。この方は右単角子宮です。子宮は左右のミューラー管という細い管が、中央がくっついて、子宮と左右の卵管になるのですが、片方の...
続きを読む25才、前医でAIH7回、採卵2回(ICSI)、胚移植4回を受けた方です。当クリニックの精液検査では、1200万/ml 運動率43%で、確かに男性因子はありました。性交渉は月3回。原因検索として、まず...
続きを読む不妊治療には様々な選択肢があります。不妊治療は体外受精のみではありません。体外受精などの生殖補助医療(ART)は最も妊娠率が高く、もちろんこれを中心に治療を組み立てることは良いのですが、体外受精のみに...
続きを読む他院で採卵1回、胚移植2回後に、当クリニック来院して、1回目の人工授精で妊娠された方がいます。コロナ状況下やコロナ後に、体外受精が受けにくい方には、一つのモデルケースかも知れませんので、ご紹介致します...
続きを読む先日、チョコレート嚢腫の手術を受けており、AMH<0.1(0.06)の方が、自然妊娠されました。妊娠は偶然かもしれませんが、当クリニックの治療方針としてご理解いただく参考例と思いますのでご紹介致します...
続きを読む先日、子宮卵管造影検査では、造影剤を使用するので、赤ちゃんの甲状腺への影響を避けるために、その周期には避妊した方が良い、と指示された。との質問を受けました。造影剤の能書と、販売会社にその事について、問...
続きを読む他院で両側卵管間質部(子宮と卵管の境)閉塞も30歳代の方が、いらっしゃいました。前医では、体外受精しか方法がない、とのことでした。再検査で卵管が通ることも半数程度あるので、当クリニックでも子宮卵管造影...
続きを読む高橋敬一Keiichi Takahashi