卒業例から学ぶ不妊治療(6)卵巣機能低下SLEでのタイミング法妊娠例
30代前半で、AMH0.52とかなり卵巣機能が低下していたSLE(全身エリテマトーデス:自己免疫疾患)の方でした。プレドニンは4mgと少量で状態が安定している状況でしたので妊娠もOKとのこと。来院当日に子宮卵管造影検査をおこない、左卵管にチョコレート嚢腫によると考えられる癒着もありました。AMHが0.52と卵巣年齢は45歳相当とかなり機能が低く、治療を急ぐ方針としました。
人工授精を3回おこない、その次に、ご本人の希望でマイルド誘発で1個採卵。しかし3前核と異常受精で胚移植できず。
その2ヶ月後にクロミッドによる誘発で、タイミング法で妊娠して卒業となりました。
なお、サプリメントは、DHEA、メラトニン、プレグナ(ヒシエキス)を使用。
1)AMHの低下は、妊娠しにくいことと関係しているのではなく、妊娠に残されている時間なのです。性交渉もしっかりと持っておきましょう。
2)子宮卵管造影検査も初期にしっかりと受けておきましょう。
3)体外受精を開始しても、それ以外の方法、タイミングや人工授精も並行して良いのです。
人工授精を3回おこない、その次に、ご本人の希望でマイルド誘発で1個採卵。しかし3前核と異常受精で胚移植できず。
その2ヶ月後にクロミッドによる誘発で、タイミング法で妊娠して卒業となりました。
なお、サプリメントは、DHEA、メラトニン、プレグナ(ヒシエキス)を使用。
1)AMHの低下は、妊娠しにくいことと関係しているのではなく、妊娠に残されている時間なのです。性交渉もしっかりと持っておきましょう。
2)子宮卵管造影検査も初期にしっかりと受けておきましょう。
3)体外受精を開始しても、それ以外の方法、タイミングや人工授精も並行して良いのです。
やはり、少しでも可能性、選択肢を広くもって治療を進めるが良いのですね。