重複子宮の方への診療(腟中隔切除のメリット)
最近、重複子宮の方が複数受診され、いくつか気になりました。重複子宮とは、子宮が完全に左右に分かれており、子宮が2個あり、それぞれの子宮に1本の卵管がある状態です。重複子宮の方の中には、しばしば腟中隔と...
続きを読む最近、重複子宮の方が複数受診され、いくつか気になりました。重複子宮とは、子宮が完全に左右に分かれており、子宮が2個あり、それぞれの子宮に1本の卵管がある状態です。重複子宮の方の中には、しばしば腟中隔と...
続きを読むAMH<0.1、FSH;41で、体外受精1回目で妊娠された36歳の方をご紹介致します。4cmの筋腫もある方で、子宮内腔の変形がややありました。AMH<0.1でもあり、筋腫の手術をせずにすぐに体外受精の...
続きを読む先日、通常ならば顕微授精(ICSI)が必要な方が、どうしてもICSIを避けたいとの要望があり、マイクロドロップ法を10年ぶりにおこないました。その結果、採卵した3個の卵子がすべて受精して、胚移植が出来...
続きを読む本日、千葉県より、2014年4月からの特定不妊治療助成事業の改正の予定のお知らせが届きました。平成26~27年は、移行時期であり、ややわかりにくくなっていますが、以下のパターンでした。①平成26年度(...
続きを読む両側の重症の卵管水腫があり、4回胚移植をしても妊娠しなかった方が、卵管を切除して1回目の胚移植で妊娠された30歳頃の方の例を2013年9月に紹介致しました。残念ながら、その初回の妊娠は8週で流産となり...
続きを読む万能細胞のSTAP細胞は、そのあまりにも簡便な方法でできる事に世界中が驚きました。しかし、その事実が分かるまでの努力は相当のなものだと思います。小保方さんの会見や背景を聞いて、一番印象に残ったことは、...
続きを読むタバコ喫煙はIVFの転帰に有害な影響を与えない?European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biologyという...
続きを読む子宮外妊娠での、卵管切開(保存)と卵管切除ではその後の妊娠率はほぼ同等 ランセットという、有力雑誌で、子宮外妊娠における、卵管切開(保存)手術と、卵管切除を受けた群では、その後の妊娠率に大きな差は無か...
続きを読む皆さん、雪の影響は如何でしたでしょうか。私はこの2週間、家とクリニックを行き来していただけで、遠出は出来ませんでした。この間、ブログを更新すれば良いのですが、その気力も起こらず過ごしていた次第です。本...
続きを読むAMH<0.1で妊娠された方は珍しくないことは、何度もご紹介していますが、今回はAMH<0.1で、6回目の体外受精(当クリニックでは3回目)で妊娠、卒業された方をご紹介致します。年齢は30歳代後半他院...
続きを読む以前に、DAZ遺伝子欠損の重度の乏精子症の方が、ICSIで妊娠、卒業されました。DAZ遺伝子は、Y染色体上にあり、精子の生成に関わっている遺伝子です。これか欠損すると、造精機能が障害されて、無精子症や...
続きを読む人工授精での黄体補充は、HMG注射周期でのみ有効である。人工授精では、排卵誘発をした方が妊娠率が高くなります。そして、黄体期にプロベラやルトラールなどの黄体ホルモンがしばしば使用されます。当クリニック...
続きを読む昨日、2013年のJISART(日本生殖補助医療標準化機関)施設認定審査が通ったとの連絡が来ました。昨年の10月に審査を受け、是正事項を改善してこの度通りました。培養室の停電時の対応策、超音波検査の定...
続きを読む今日、プロフェッショナルをみました。24歳ですが6冠の天才囲碁プロ棋士の話でした。過去、勝負所で「自分を信じる」ことが出来なかったために勝てないことが続いた壁の話を語っていました。若者ですが、勝負の世...
続きを読む本日、栃木県りんどう湖のホテルで、毎年恒例の生殖医療ジャーナルクラブに参加してきました。今年は15周年であり、15周年特別企画の不妊症の総論の講義もありました。荒木先生、横田先生、ありがとうございます...
続きを読む他施設のカンファレンスでの紹介記事です。体外受精がうまくいかなかったときに、どれだけの期間を空ければ良いのでしょうか?私が学会参加して得ていた知識としては、3ヶ月は明けた方が良いとの発表が以前ありまし...
続きを読む尊敬する産婦人科夫婦の堀口貞夫、雅子夫妻が、長生き養生訓の本を出版されました。80歳と83歳の現役の産婦人科医のお話であり、非常に参考になりました。年齢としては、私の両親とほぼ同じ年齢ですが、知って驚...
続きを読む反復・習慣流産の日本産婦人科学会のガイドライン(案)より、いくつかピックアップして皆さんに、知っておいて頂きたいことをご紹介致します。これは現在新しいガイドラインを作成中の案で、多少の変更はありえます...
続きを読む2014年 元日明けましておめでとうございます。皆さまに新年のご挨拶を申し上げます。今年も高橋ウイメンズクリニックをよろしくお願い申し上げます。 昨年は、開院以来10,000例の妊娠に到達し、私自身...
続きを読む高橋敬一Keiichi Takahashi