遺伝カウンセリング外来 開設! 新しい試みを開始します。
8月より遺伝カウンセリング外来を開設致します。
当クリニックも開院20周年を迎え、また、生殖医療を巡って、状況がどんどん変化しているのを感じるこの頃です。
いろいろを新しい試みの準備を進めていますが、今日は、遺伝カウンセリング外来の開設を皆様にお知らせ致します。
不妊治療をおこなっている中で、多くの方が、遺伝や染色体について、よく分からずにご不安を抱いています。
特に、最近は、体外受精や顕微授精を受ける方に、比較的高齢の方も多く、遺伝に関しての漠然としたご不安を多くの方がお持ちです。
遺伝の説明は、診察中の短い時間で説明することは困難です。また、遺伝はかなり難しく、遺伝の専門家が必要なのです。実際には、私の遺伝の知識は必要最低限の程度なのです。
最近では、産科婦人科学会でも、着床前診断を国際基準に追いつくべく準備をしているところです。当クリニックも準備を進めているところです。
一方、不妊治療の現場では、
「高齢妊娠で、生まれてくる子が心配」
「流産と染色体の関係がよく分からなくて不安」
「体外受精での子供への影響はどうなっているのか?」
「出生前診断を考えているが、どんなものがあるのか?」
「移植する胚の染色体検査などをもっと知りたい」
などの、不安の声はよく聞きます。
今回、認定遺伝カウンセラーの宇津野 恵美さんを当クリニックに迎えて、このようなご不安に対応できるように致しました。宇津野さんは、大学病院で多くの遺伝カウンセリングをおこなっている経験豊富なカウンセラーです。
月2回、土曜日におこないます。(予約制)電話、または、受付でご予約をおとり下さい。
1回50分間程度、料金は1万円(税別)です。
皆さん、漠然としたご不安を大持ちの方もいらっしゃると思いますが、最も大きな不安とは。「よく分からないままでいる事」なのです。理解すれば、不安は低下します。ご不安のままでいるよりも気軽にご相談下さい。