内服薬アンタゴニスト「レルミナ」使用可能になりました
内服薬のGnRHアンタゴニスト「レルミナ」一般名「レルゴリクス」が発売されました。
これは、過多月経を伴う子宮筋腫患者さんに使用(1日1錠)することで、注射薬のリュープリン(月1回)と同等の治療効果が得られる薬です。
排卵を止めることで、筋腫が小さくなることを期待されるのです。
当クリニックでも、過多月経を伴う子宮筋腫のある方には使用可能です。
また、卵巣刺激ホルモンのLH、FSHを低下させて排卵を抑えるので、注射薬のセトロタイドやガニレストと同じように、不妊治療にも使えるかどうか、期待されている薬です。
使用方法は、1日1回1錠(40mg)、通常は食前に内服します。食後ではありません。内服すると、1日以内に、LHとFSHが低下するので、排卵抑制にはかなり早く効果が得られるようです。データ上は、内服2時間後からLHとFSHの低下が観察されているようです。
今後、不妊治療にも使用される可能性がある薬なので、今回皆さんにご紹介致しました。