2018年をスマホ写真で振り返りました
村中璃子氏の講演も聴きました。写真撮影が禁止でしたので、本の写真です。
子宮頸がんワクチンの副作用の内容が、科学的なものではなく、非常に感情的な内容で報道されている事がよく分かります。この状況により、日本国内の子宮頸がんワクチンがほとんど接種されずに、将来、かなりの女性が子宮頸がんにより子宮摘出などの事態がおこる事が、ほぼ確定してしています。これ以上、被害者を増やさないためにも、一刻も早く子宮頸がんワクチンの再開が求められています。
がん免疫治療でノーベル賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)特別教授も、子宮頸がんワクチンが接収できないような状況に日本があるのは、社会的な問題であると談話しています。このワクチンの副作用を主張している内容は科学的ではなく、それを報道しているマスコミの姿勢も問題だと注意しています。
私のクリニックでも、子宮頸がんにより子宮を摘出したために、採卵後に「借り腹」を必要とする方が複数いらっしゃいます。子宮頸がんは予防できる疾患です。日本産科婦人科学会もがんばっているのですが、より早期にワクチンが再開できるような状況になってほしいものです。