高橋先生のブログ

生殖バイオロジー東京シンポジウムに参加してきました!

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17回生殖バイオロジー東京シンポジウムに参加してきました。

例年以上に興味のわく講演会でした。

子宮収縮のMRI動画は感動的でした。子宮も頻回に収縮しているのですね。それも、生理時には、子宮奥から子宮口方向に、月経血を押し出すように収縮しています。排卵時には、精子を子宮内から卵管に押す出すように子宮口から子宮底に向かって収縮しているのです。普段の子宮はあまり動かないものと考えられていましたが、結構ダイナミックに動いているのですね。子宮腺筋症も無秩序?に収縮しているのも驚きました。子宮収縮の予防には、やはりブスコパンが良いようです。

子宮内膜フローラの情報交換もしてきました。まだまだ分からないこともありますが、子宮内のラクトバチルスを増やすには、レベニンやラクトフェリンが良いようですね。

栄養療法では、コレステロールが悪いものではなく、むしろ低コレステロールでは、細胞膜や、卵子の質が低下する。コレステロールが高めの方が、卵子の質の向上や妊娠率の改善を期待できることを確認してきました。

当クリニックでも、これらの方法をもっと推進して、皆さんにご紹介するように致します。

まだまだ勉強しなくてはならないこと、できることはありそうです。有意義な勉強会でした。