ビタミンDの重要性の再認識。抗加齢学会セミナーに参加していきました。
抗加齢学会セミナーに参加してきました。
ビタミンDが生殖医学とも関連することは皆さんにもお知らせしてきましたが、改めて、アンチエイジングとしても重要であると再認識してきました。
ビタミンDが足りないと、糖尿病、免疫力低下、心臓疾患、認知症、うつ病、骨粗鬆症などが増えるのですね。
不妊症、妊娠の分野でも、ビタミンDが関係するというのは徐々に広まってきていると思いますが、まだ、ビタミンDを検査している医師は、セミナー会場でも5%程度でした。
当クリニックでは、皆さんに検査して頂いています。至適値は30ng/ml以上で、最低でも20ng/ml必要であると、しています。
今回の講師は、40~80ng/mlが至適濃度であるとしていました。
当クリニックでは、妊娠しても出産までビタミンDを継続するようにお勧めしています。ビタミンDが不足すると、妊娠中もトラブルが増えるのですね。
今回のセミナーでは、京都大学の小児科講師の話を取り上げていました。
母乳のみでは、乳幼児のビタミンD濃度が平均13ng/mlと欠乏症状態であり、粉ミルクだと22ng/mlと2倍の濃度であったとのことです。最近でも、乳幼児のくる病が増えているそうです。出産後もビタミンDをしっかりとる必要がありそうですね。また、母乳のみにこだわりすぎずに、粉ミルクも利用した方が良さそうですね。
なお、ビタミンDを増やすには、日光浴、魚を食べる、サプリメントをとる、ことが良いのです。皆さん、妊娠前から、妊娠中、出産後もビタミンDをしっかりとっていきましょう。実際には、私のような中高年にも重要なのですが、、、、