高橋先生のブログ

採卵10回以上、胚移植6回後の、自然妊娠例

先日、採卵10回以上、胚移植6回(化学的流産1回)を他院で受けた方が。その後自然妊娠しました。

妊娠の可能性を、広く維持することの有効性を示した例だと思いますのでご紹介いたします


30歳代後半、10回以上の採卵、6階の胚移植、1回の化学的流産の状態で当クリニックに転院。

当クリニックでは、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査を来ない。着床障害、卵管水腫の有無を検査、対策をとりました。


当クリニックでは、体外受精を所定している場合でも、卵管水腫の有無や、子宮内腔の異常を検査しています。

AIHを1回、その後ショート法の誘発で体外受精施行。20個採卵し、7個凍結。その後3回移植するも妊娠せず。


次の採卵を計画している時に自然妊娠し、その後卒業。


体外受精をするときには、卵管造影検査をしない施設もあるようですが、このように少しで問診率を上げる為には、一般不妊治療の検査もおろそかにしてはならないことを示しているのでしょう。