高橋先生のブログ

受精着床学会に参加してきました。

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先日、7月20日(木)に、米子で開催された、日本受精着床学会に参加してきました。

今回もたくさんの若い方、たぶん胚培養士の皆さんだと思いますが、多くの方が参加されて、熱気のある学会でした。外も暑かったな~。

私も座長をした「着床」のセッションでは、立ち見の皆さんも多く、培養に対する情熱を感じる時間でした。

やはり学会は刺激を受けますねえ。皆さん様々なアイデアを持ち、工夫して、しっかりと結果を出してきています。私もいまだに、しっかりと勉強しないと、すぐに時代遅れの老人になってしまいそうです。

内容は、また後日にご紹介したいと思いますが、卵子のミトコンドリア、酸化ストレス、などの項目に、非常に興味をひかれました。

また、ランチョンセミナーでは、効率の良い排卵誘発法についての講演を聴きましたが、基本的ではありますが、今でも、体外受精ではロング法での排卵誘発が最も妊娠率が高い、とのデータもありました。実際には、若い方には、マイルド法でも、ロング法でも良い成績が出るのですが、ある程度年齢が高く、卵巣機能が残っている方には、少しでも若いときの卵子を採取するロング法が最も良いだと、再認識して帰ってきました。

展示場でも、多くのお土産(物品ではなく、情報・知識ですよ)を得て、手提げも頂いて帰ってきました。(実は、羽田空港にパソコンなども入ったバッグを忘れてしまったので、手ぶらで学会場に行ったのでした。無事にバッグは保護されて、夜に紛失物預かり所で無事に受け取れました。日本は本当に良い国だ)

2017,7受精着床学会