iPS細胞から卵子を作成
マウスのiPS細胞(新型万能細胞)から卵子を作ることに、京都大が、世界で初めて成功し、この卵子を使用して健康なマウスが誕生した、との報道がありました。
まだ様々な問題があり、直ちに人に応用することはできませんが、将来的に、卵巣機能不全、早発閉経、などの不妊症に利用できる可能性がある報告です。
これは雌のマウスの皮膚からiPS細胞を作製してから、始原生殖細胞を作り、それから卵子を作製してから受精させて、約10匹の成熟した雌の卵管に移植したところ、2匹から健康な子どものマウス3匹が誕生した。またその子どもの世代も生まれた、とのことです。
iPS 細胞からすぐに卵子が作製できるのではなく、いくつもの段階を経て、またその受精卵をいくつも移植して3匹誕生した、のですから、まだ効率を議論する段階ではありません。
しかし、iPS細胞を使用して、卵子や精子を作製することが可能であると証明された事実は、体外受精をおこなっている私から見ても、非常に衝撃的です。
本日、京都大学の山中教授が、ノーベル医学賞を受賞したとの報道がなされました。昨年は体外受精のエドワード博士がノーベル賞を受賞され、今年はiPS細胞でノーベル賞、また卵子と精子も作製されました。非常に象徴的な出来事が続いています。生殖医学はまた新たな段階に入ったのかもしれません。
まだ様々な問題があり、直ちに人に応用することはできませんが、将来的に、卵巣機能不全、早発閉経、などの不妊症に利用できる可能性がある報告です。
これは雌のマウスの皮膚からiPS細胞を作製してから、始原生殖細胞を作り、それから卵子を作製してから受精させて、約10匹の成熟した雌の卵管に移植したところ、2匹から健康な子どものマウス3匹が誕生した。またその子どもの世代も生まれた、とのことです。
iPS 細胞からすぐに卵子が作製できるのではなく、いくつもの段階を経て、またその受精卵をいくつも移植して3匹誕生した、のですから、まだ効率を議論する段階ではありません。
しかし、iPS細胞を使用して、卵子や精子を作製することが可能であると証明された事実は、体外受精をおこなっている私から見ても、非常に衝撃的です。
本日、京都大学の山中教授が、ノーベル医学賞を受賞したとの報道がなされました。昨年は体外受精のエドワード博士がノーベル賞を受賞され、今年はiPS細胞でノーベル賞、また卵子と精子も作製されました。非常に象徴的な出来事が続いています。生殖医学はまた新たな段階に入ったのかもしれません。