高橋先生のブログ

1か月1,000個の卵子の減少

本日、日本を代表する九州のT先生、仙台のK先生、東京のS先生の4人で、座談会が開催されました。皆さんそれぞれご自身のポリシーを持ちつつ治療をおこなっており、大変勉強になる座談会でした。
さて、その中で、体外受精で、マイルド(自然)周期が良いか、排卵誘発剤を使用した方が良いか、やはり議論になりました。
もちろん、皆さんもマイルド(自然)周期もおこなっているのですが、やはり「一つの方法ですべての方に最も良い方法」はないとの意見でした。
PCOや卵巣機能低下症例は、マイルドや自然周期が良いようですが、卵巣機能がしっかりしている方には、しっかりと排卵誘発した方が、妊娠率も高く、経済的な面でも有効であるとの意見がでました。
自然周期を希望される皆さんの中には、排卵誘発剤を使用すると卵子が早く消費されて、閉経が早くなると考えている方がいらっしゃいます。
しかし、排卵誘発剤の使用で、卵子の消費が多くなり閉経が早く来るとの意見は明確ではありません。一方、自然周期でも1ヶ月1000個の卵子が消費されているのです。むしろ、卵子が少ない方こそ、早期の妊娠を目指すべきであるとの意見もあるのです。
排卵誘発は、やはりその方の卵巣機能、年齢などを考えて変える必要があるとお考え下さい。
一つの方法で最も良い方法があるわけではないのですね。