高橋先生のブログ

2月妊娠数、怒濤の妊娠ラッシュ?(かも)

2月の妊娠数が確定しました。今年の好調な成績が持続しており、83名の方が妊娠されました。

体外受精で25名、顕微授精で8名、凍結胚移植で28名、AIHで9名、その他12名でした。
妊娠の73%が体外受精関連で妊娠され、一般不妊治療での妊娠が1/4でした。
徐々に、体外受精を必要とする方が増えています。

体外受精関連の妊娠の内訳では、
顕微授精よりも体外受精が多く妊娠されています。ちなみに、少なからずの方が誤解されていますが、顕微授精よりも体外受精の方が2~3%妊娠率が高いのです。顕微授精の方が技術が高いので妊娠率が高いと誤解されているようですが、顕微授精は受精させる技術であり、妊娠率をあげる技術ではありません。ご注意下さい。
最近は凍結胚移植での妊娠率が高くなっており、ほぼ半数が凍結胚移植での妊娠です。日本全体でも、凍結胚移植数の方が半数以上を占めてきました。
日本の凍結技術は世界一ですが、世界でも徐々に凍結胚移植の妊娠数が増加しているようです。