高橋先生のブログ

婦人科内視鏡手術 全国統計    励みの記事です

 7月7日の読売新聞に、産科婦人科内視鏡学会の技術認定医の施設の内視鏡手術実績全国調査の結果が掲載されました。

 この調査によると、当クリニックは、子宮鏡下手術では、千葉県内では最も多い手術数です。なお全国では7位でした。
 当クリニックでおこなっている子宮鏡手術は、主に子宮内膜ポリープ切除術と、子宮鏡下子宮筋腫摘出術で、すべて日帰り手術なのがメリットと言えます。その他、子宮中隔切除術、子宮内膜癒着剥離術、なども日帰りでおこなっています。
 朝11時に来院、午後1時頃より手術開始。ポリープ切除術は10~20分、子宮筋腫摘出術は、10~40分程度です。あまり時間はかかりません。一方、3cm以上の子宮筋腫は、日帰りでの手術は困難で入院が必要でしょう。麻酔は静脈麻酔か全身麻酔になります。夕方5時には帰宅ですが、お迎えかタクシーのご利用をお勧めしています。
 体外受精での反復不成功の方では、3~4割の方に、子宮内膜ポリープや癒着が認められたとの報告もあります。したがって体外受精でも子宮鏡検査は重要な検査なのですね。

 卵管鏡下卵管形成術は、全国で6位でした。これは少ないので、どんぐりの背比べでしょうか。実際にはもっと多くしている施設があります。

 このデータは、内視鏡学会の技術認定医がいる施設であり、全国すべての施設のデータではありませんが、自分たちのおこなっていることが確認でき、とても励みになるものでした。
今後もがんばっていくぞ~!!



                                                         腹腔鏡  子宮鏡下 卵管鏡下
                 総数         手術  卵管形成術