高橋先生のブログ

エンブリオスコープのミーティング

昨日、新型培養器、エンブリオスコープのミーティングが羽田空港内で開催されました。
羽田空港は、二つのターミナルに分かれており、反対側の駐車場に止めてしまったために、かなり歩きました。空港全体が把握できなく訳が分かりません。

しかし、不妊治療については時代に取り残されてはいけませんね。
しっかりと、新型の培養器について勉強してきましたよ。
エンブリオスコープは、培養器の中の卵子をだいたい20分ごとに撮影できるので、観察の度に、培養器のドアを開けずにすむのです。したがって、それだけ胚を安定した条件下におけるので、胚盤胞到達率や良好胚の率が高くなると報告されています。
胚を空気中に出すと、その胚自体もその影響を受けると共に、同じ培養器内にあった他の胚も影響を受けることになるのです。出来るだけドアは開けない方が良いのです。
また、胚の分割の状態が動画のようによく分かり、感動的なのです。

今回も様々な施設の工夫などが発表され、非常に参考になりました。
当クリニックでも、現在試験運用しています。
興味のある方は私にお申し出下さい。試験運用中の現在は費用は頂いておりません。
以前の体外受精で、卵子の質が良くなかった方で、試験運用中の今は、卵子が主に10個以上とれそうな方(1枚の培養容器には12個まで入れられます)を主な対象にしています。

1)左側が新型培養器、エンブリオスコープです。


 
2)ユーザーズミーティングの開催されたギャラクシーホールは、羽田空港の最上階にある会議スペースです。


3)皆さん、とても勉強家です。