高橋先生のブログ

前医で顕微授精出産、今回2回目の人工授精で妊娠

前医で原因不明不妊で、顕微授精を受け、4回目の胚移植で妊娠出産された方が第2子を望んでいらっしゃいました。
30代前半の方でしたが、卵管造影検査、子宮鏡などをうけ、御本人も前回と同様に顕微授精を希望されて、次周期には体外受精(顕微授精)を予定していました。
前回も原因不明とのことで、確かに、精子の状態はばらつき、悪いときもありました。
次周期には体外受精との予定で、2回目の人工授精をされ、そして妊娠されたのです。
御本人も驚き喜んでいらっしゃいました。

このような事は決して珍しいものではありませんが、皆さんへの助言としては、
①体外受精を開始したらば、「体外受精以外の方法は意味が無い」とは考えないで下さい。不妊治療は総合的に考えていきましょう。
②体外受精予定でも、卵管造影検査などの一般不妊治療の検査も、しっかりと受けておいて下さい。
③精子はばらつくのです。1~2回の検査で、精子の状態を決めつける事無く、卵管が通っている場合など、一般不妊治療での妊娠の可能性がある場合には、併用してみて下さい。