高橋先生のブログ

8月(2014年)の妊娠実績:100例までもう少し!

8月の妊娠実績が出ましたので、ご報告いたします。

9月に入り、「夏ばて」も少しずつ回復してきている自分を感じます。
この数日は、錦織 圭選手の全米オープンテニスの快進撃で、興奮していました。やや寝不足なのです。今日の決勝は、とても残念でしたが、グランドスラムが手に届くところまで来たことは、今まででは信じられない事ですね。
同じ??「ケイ」として非常に元気が出るのです。(私も、シアトル留学中は、ドクターK(野球ではない)と呼ばれていました。・・・実際には、単にkeiと呼ばれていただけですが、、、、、、) スポーツも周りにパワーを与えますね~。

さて、8月の妊娠実績です。
今月は、久々の1日10人の妊娠も出て、概して好調でした。
震災以来、最多の、月90例の妊娠です。大台の妊娠数100までは、まだまだ大きな努力が必要でしょうか、100例の陰がぼんやりと見えるところまで、来た感があります。

2014年8月の妊娠数

8月の妊娠数 90例       今年の累積妊娠数 617例   全累積妊娠数 10,941例

                   今年ART妊娠 452例(73%)   一般不妊治療 165例(27%) 

ART妊娠    72例    (内訳:  IVF 27例  ICSI 8例     凍結胚移植 37例) 

 AIH妊娠    8例     

その他一般不妊治療   10例  (タイミング、クロミフェンなど) 

妊娠数は、今年最も多い月でした。また、震災後の最多数です。今年は8月には夏休みをとらなかったので、妊娠数が減ることもありませんでした。
8月から、新型培養器エンブリオスコープの本格稼働と、新しいワンステップ培養液の使用により、体外受精の妊娠率や、胚盤胞発生率も高くなり、妊娠率も向上傾向にあります。今後は、エンブリオスコープに余裕がある場合には、反復不成功の方のみではなく、初回でも、高齢の方、PCOの方、内膜症合併の方など、卵子の質が悪化しやすい方には、積極的に使用をお勧めすることも考慮しています。使用をご希望の方は、医師にお尋ね下さい。
8月から、ビタミンDも皆さんに積極的に検査することを始めました。
9月から、アンチエイジング技術も積極的に、検討、応用していく予定ですので、皆さんのご協力もお願い致します。