高橋先生のブログ

胚移植14回目での妊娠・卒業例

胚移植14回目で、妊娠されて、卒業された方がいらっしゃいますので、ご紹介致します。
前医で、採卵4回、胚移植12回、おこなっていました。内膜症(チョコレート嚢腫)の手術も経験しており、これも卵の質に関係していた可能性があります。
過去にはOHSSになる事もあったようですが、当クリニックではAMHは0.87で45歳相当と、卵巣機能は低下している状況でした。
当クリニックでの1回目の採卵では、8個採卵できましたが、その時点で6個は変性卵でした。
ビタミンD、メラトニンなどを使用し、2回目ではグレード3bの胚を2個移植できましたが妊娠せず。
採卵3回目の1ヶ月前から、アシストワン、DHEA、サンビーマーも使用開始。6個採卵、2個変性、受精卵無く胚移植できず。
アシストワン、DHEA、メラトニンなどを使用して半年後に、4回目の採卵。
5個採卵、変性卵ナシ、4個中3個受精、2個初期胚移植し、妊娠。胚盤胞1個凍結保存。
妊娠した理由は、明確には言えませんが、この方も、サプリメント、サンビーマーなどを半年間使用して、胚が改善されたようにみえます。サプリメントやサンビーマーなど、卵の質を改善するには、半年ぐらい期間を考えての対策が必要なのかもしれません。