高橋先生のブログ

抗加齢学会セミナー参加報告2014.11(男性にはもっとバイアグラを)

抗加齢学会のセミナーに参加してまいりました。


男性医学とアンチエイジングでは、不妊症にも関連する話がありましたので、民さんにご紹介致します。
1)テストステロンは、「男性をハツラツとさせる」そうです。
テストステロンは、男性にはやはり重要なのですね。男性を、意欲的、チャレンジ精神をおこし、社会貢献度を高め、公平、公正を求める気持ちを高めるのだそうです。
テストステロンは、喫煙、肥満で低下し、運動で上昇します。
Tが低くなると、高血圧、糖尿病、ガン、心血管疾患、うつ病が増えて、病気になりやすく、死亡率が高くなるのだそうです。
欧米では、テストステロンの補充療法が、アンチエイジングとして増加しているそうです。しかし、テストステロンを補充すると、精子量は抑制されて、少なくなります。したがって、不妊治療としては、体内のテストステロンをどのように増加させるかが大切になります。
一言で言えば、タバコはやめて、肥満の場合には減量して、運動をすることです。

2)また、バイアグラやシアリスなどの、ED治療薬を、週1回飲むことで、体内のテストステロンは増加したそうです。6ヶ月使用することで、Tが2倍になりました。EDは動脈硬化の初期症状である可能性もあります。今後当クリニックでは、EDの方には、血管年齢を測るPWVと、酸化ストレスの8OHdGも検査して、動脈硬化がある方には定期的に、バイアグラ、シアリスをお勧めしてみましょう
これらの薬は、酸化ストレスを低下させる作用もあるそうです。むしろ定期的に飲んだ方が良いのですね。