高橋先生のブログ

45歳の方の妊娠。連日の卒業のご報告

先日、45歳で初めての体外受精で妊娠し、卒業された方がいらっしゃいました。
連日の45歳クラスの方の卒業は、非常に稀な事です。
この方は、8年ぶりの再来院でしたが、この間、不妊治療はおこなってなかったとの事でした。
アンチミューラリアンホルモンは、2.52で38歳~39歳相当と、卵巣年齢は実年齢を下回りました。子宮前壁には、5cmの子宮腺筋症がありましたが、子宮内腔の変形、拡大はありませんでした。
クロミフェン-HMG-アンタゴニスト法で排卵誘発し、4個採卵、3個正常受精し、2個胚移植して妊娠し、今回の卒業になりました。
事前検査で、ビタミンC、D、DHEAsが低かったので、アシストワンと、DHEAを補充しました。年齢が高いため、事前におこなえる準備はすべておこなっての挑戦でした。
昨日も、46歳の方の卒業をご報告しましたが、AMHは実年齢以上に若く、卵子も複数採取できました。やはり、好条件がそろう必要がありますね。
この方も、今後の経過が順調であることをお祈りするのみです。
また、同じようなうれしい結果が得られるように、引き続きがんばっていきましょう。