乳がん治療後の皆さんへの応援!(負けないで)
最近は乳がん手術後の不妊治療の方が増加しているように感じます。
乳がんは女性で最も多いがんですので、皆さんも乳がん検診は是非受けておいてください。
今回は、乳がん治療(手術後)の方の最近2ヶ月での妊娠例をご紹介致します。
1)30歳代後半 乳房部分切除、薬物療法、放射線療法後
AMH=0.1と卵巣機能はかなり低下。
乳がん治療薬でもあるレトロゾール+HMG注射で排卵誘発し、3個採卵、1個移植し、初回の体外受精で妊娠、卒業。
2)30歳代後半 乳房全摘出 薬物療法後
AMH=6.85 と卵巣機能はOK HSG後に、自然妊娠し、卒業。
3)30歳代前半 乳房全摘出 放射線療法後
AMH=7.9 と卵巣機能はOK
乳がん治療薬でもあるレトロゾール+HMG注射で排卵誘発し、7個採卵、1個移植し、初回の体外受精で妊娠、卒業。
4)40歳代 乳房全摘出 薬物療法 放射線治療後
AMH=0.15 と卵巣機能は低下 HSG、子宮鏡で、粘膜下子宮筋腫を発見
子宮鏡下子宮筋腫摘出術後、翌月に自然妊娠。しかし初期流産。
この妊娠例でもわかるように、乳がん手術後の方がたくさん通院されています。
皆さんには、30歳前半でも乳がん検診を受けることをまず第一にお勧め致します。
乳がん手術後であっても、通常の不妊治療を受けて頂いて結構なのです。
もちろん、妊娠してもよい、との主治医の先生の許可が必要ですが、手術などでしっかりと治療できた場合には、皆さん妊娠/出産に挑戦してもよいのですよ。
また、すでに多くの方が挑戦しているのです。
これも、早期発見が重要ですね。皆さん、しっかりと乳がん検診(子宮がん検診も)を受けてください。
なお、乳がん治療後は、「排卵誘発剤を使用するとホルモンが上昇して、乳がんの再発を助長するのではないか」と心配される方がいますが、心配いりません。
そもそも排卵誘発は、せいぜい1~2週間程度です。一方、妊娠すると何ヶ月もホルモンが上昇している状況です。妊娠、出産を希望する方には、排卵誘発剤の影響は全く無視できる量なのです。
排卵誘発剤を心配するよりも、早く妊娠、出産された方が、むしろその後のリスクも低下するとも考えられます。
乳がんは女性で最も多いがんですので、皆さんも乳がん検診は是非受けておいてください。
今回は、乳がん治療(手術後)の方の最近2ヶ月での妊娠例をご紹介致します。
1)30歳代後半 乳房部分切除、薬物療法、放射線療法後
AMH=0.1と卵巣機能はかなり低下。
乳がん治療薬でもあるレトロゾール+HMG注射で排卵誘発し、3個採卵、1個移植し、初回の体外受精で妊娠、卒業。
2)30歳代後半 乳房全摘出 薬物療法後
AMH=6.85 と卵巣機能はOK HSG後に、自然妊娠し、卒業。
3)30歳代前半 乳房全摘出 放射線療法後
AMH=7.9 と卵巣機能はOK
乳がん治療薬でもあるレトロゾール+HMG注射で排卵誘発し、7個採卵、1個移植し、初回の体外受精で妊娠、卒業。
4)40歳代 乳房全摘出 薬物療法 放射線治療後
AMH=0.15 と卵巣機能は低下 HSG、子宮鏡で、粘膜下子宮筋腫を発見
子宮鏡下子宮筋腫摘出術後、翌月に自然妊娠。しかし初期流産。
この妊娠例でもわかるように、乳がん手術後の方がたくさん通院されています。
皆さんには、30歳前半でも乳がん検診を受けることをまず第一にお勧め致します。
乳がん手術後であっても、通常の不妊治療を受けて頂いて結構なのです。
もちろん、妊娠してもよい、との主治医の先生の許可が必要ですが、手術などでしっかりと治療できた場合には、皆さん妊娠/出産に挑戦してもよいのですよ。
また、すでに多くの方が挑戦しているのです。
これも、早期発見が重要ですね。皆さん、しっかりと乳がん検診(子宮がん検診も)を受けてください。
なお、乳がん治療後は、「排卵誘発剤を使用するとホルモンが上昇して、乳がんの再発を助長するのではないか」と心配される方がいますが、心配いりません。
そもそも排卵誘発は、せいぜい1~2週間程度です。一方、妊娠すると何ヶ月もホルモンが上昇している状況です。妊娠、出産を希望する方には、排卵誘発剤の影響は全く無視できる量なのです。
排卵誘発剤を心配するよりも、早く妊娠、出産された方が、むしろその後のリスクも低下するとも考えられます。