高橋先生のブログ

着床前診断(PGT-A)実施施設の承認証(臨床研究)が届きました!これを待っておりました。

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皆様には、大変お待たせ致しました。私も首を長くして待っておりました。
本日、着床前診断(PGT-A)実施施設の承認証が届きました!

着床前診断を希望される方からのお問い合わせが多く、私もとても歯がゆい思いをしていたので、本日承認証が届きましてとてもうれしいです。これで正式に、染色体数の検査の着床前診断(PGT-A)が可能となりました。

なかなか妊娠しない方や、流産を繰り返す方に、着床前診断が出来るようになります。
ただし、これは臨床研究であり、ご希望者すべての方におこなえるものではなく、以下の方が対象になります。
また、最初に遺伝カウンセリングと、その後に登録をする必要があります。

PGT-Aの対象者は。
1. 反復体外受精・胚移植 (ART) 不成功  (直近の胚移植で2回以上連続して臨床的妊娠が成立していない、染色体の構造変化がない)
2. 反復/習慣流産    (直近の妊娠で臨床的流産を2回以上反復し、染色体のの構造変化がない)
3. 染色体の構造変化がある  (過去の妊娠/流産/分娩の有無は問わず、生殖に影響を及ぼす染色体の構造変化がある)
以上の方が、対象になります。


着床前診断を考えている方は、来院して医師にご希望の相談をして頂けますか。不妊カウンセラー(月2回、土曜日)との相談・説明を受けて、その上で登録をして、それから採卵、という流れになります。

なお、以前はすでに凍結保存している方は対象外であるとの情報でしたが、すでに胚盤胞を凍結保存している方も、このPGT-A臨床研究に参加可能となっています。

PGT-A臨床研究に関しては、臨床遺伝専門医である藤田医師(副院長)が主導しています。詳しい説明やご相談は、藤田医師の診察もお考え下さい。