高橋先生のブログ

体外受精・顕微授精の合間の、自然妊娠の2例

体外受精・顕微授精で妊娠せず、この1ヶ月で、合間で自然妊娠された2例をご紹介致します。
体外受精までしているので、体外受精で妊娠される方が、当クリニックの実績を誇れると思うのですが、やはり医療は、すべてをコントロールできるわけではないのです。
体外受精をしていても、少しでも妊娠率を上げるために、卵管造影の検査やタイミング、人工授精なども合間に入れることも大切ですね。

1)42歳 PCO  AMH7.52  HSGは正常。 1回目顕微授精で妊娠せず。胚の状態、中~不良。顕微授精不成功後3ヶ月で自然妊娠し、卒業。

2)40歳  AMH 1.69  HSG&子宮鏡;正常 筋腫4cmあり。1回目の体外受精で妊娠せず。胚の状態、中等。体外受精不成功後、2ヶ月後に自然妊娠し、卒業。

ひと月に、このように体外受精で妊娠せずに、自然妊娠される方もいらっしゃいました。皆さんも体外受精をしていても、性交渉やAIHを意味のないものと決めつけずに、性交渉をどんどんお持ち下さい。顕微授精が必要でも、精子もかなり変動するのです。「顕微授精が必要=自然妊娠しない」でもないのですね。
少しでも妊娠する可能性をあげるために、一般的な基本検査や性交渉も重要なのですね。