高橋先生のブログ

45歳、AMH<0.1、妊娠卒業!

45歳、AMH<0.1、体外受精で妊娠、卒業された方がいらっしゃいましましたので、ご紹介致します。出産時は46歳ですので、今年のシーズン記録です。

43歳で、もうおひとり、お子さんを希望されて来院。子宮鏡で子宮内膜ポリープを認めたために、内膜ポリープ切除術を施行。
1年前にすでにAMH<0.1となりましたが、体外受精を開始しました。
1回目 採卵3個 2個移植 化学的妊娠 クロミッド周期
2回目 採卵2個 2個移植   クロミッド周期
3回目 採卵4個 2個移植  クロミッドーHMG周期
4回目 採卵1個 移植できず  クロミッド周期
5回目 採卵3個 1個移植 妊娠、卒業   クロミッド周期
この間、DHEA、ビタミンD、葉酸を服用。
参考になることとしては
1)やはり、子宮鏡でしっかりと子宮内腔を検査する必要が確認できます。
2)AMH<0.1で1年たっても、卵子が複数とれることがあるのですね。ただ、これは個人差が大きいでしょう。
3)この方も今回が最後かもと考えていらしたそうです。今回は非常に幸運であったと思います。40歳以上ではやはり急いで治療に入る方がよいでしょう。
出産まではまだ道のりが長いですが、良い経過であることをお祈りしています。