高橋先生のブログ

43才の人工授精妊娠例、子宮卵管造影検査の威力?


43才で、子宮卵管造影検査の周期に妊娠された方が卒業されました。

40才以降でも、子宮卵管造影検査の意義を感じた例ですのでご紹介致します。

この方は、過去に子宮外妊娠で片方の卵管は閉塞していました。40才時に、当クリニックで体外受精で妊娠されて帝王切開で出産されていました。

産後、1回採卵し、2回胚移植するも妊娠しません。

コストも考えて、その後は、開通している側でのAIHを目的に卵管造影検査をおこない、片側が開通していることを再確認しました。

そして、その周期に妊娠されて、卒業となったのです。

子宮卵管造影検査が痛くて、もう受けたくないという方もしばしば耳にしますが、当クリニックでは痛み止めを使用して、皆さんおおむね(すべての方、とは言いませんが)すぐに帰宅しています。トラウマになっている方も怖がらずに1年たっているならば、再検査を受けても良いと思いますよ。子宮卵管造影検査のやり方で、痛みはかなり違うのです。本当はさほど痛くない(私は自分で受けてはいないので、かなり主観的な意見ですが、、、これはご勘弁)はずです。

TWCでは、総合的に治療を考えています。妊娠までの手段は一つでは無い事が多いのですね。

このようなことは、TWCでは希なケースとも言えないのです。少しでも可能性をあげるために、一緒に考えながら、コロナウイルスの感染の中でも、十分注意しながら一緒にがんばっていきましょう。