高橋先生のブログ

6月(2022年)の妊娠数は97例でした

2022年6月の妊娠数は97例でした。
個人的にはとても悔しい気持ちです。6月があと1日あれば100例に達していたかも知れません。しかし、6月としては過去3番目に多さい妊娠数でした。7月からの今年後半に期待したいです。
4月からの生殖医療の保険化で、不妊治療に来院される若いカップルも増えてきています。これ自体は良いことだと考えています。事務的、生殖補助医療の技術の適応の煩雑さ、不便さ、には問題がある保険化ですが、このように、若い方にも生殖医療が身近に感じられ、早めに相談に来る機会になったことは、メリットだと思います。
4月から3ヶ月たち、事務も少しずつ慣れてきています。午後の受付時間も6時までに、延長してきております。徐々に、事務方も落ちつて来ております。

6月の妊娠総数 97例
・ART妊娠 67例
  内訳: 凍結胚移植妊娠;65例   新鮮胚移植妊娠: 体外受精 2例  顕微授精 0例
・AIH妊娠 16例
・一般不妊治療  14例 (タイミング、クロミフェン、HSG後、など)

人工授精は年齢制限なく、全て保険適応となります。自己負担は約1万円です。
生殖補助医療(体外受精など)は年齢制限があります。40歳未満での治療開始では6回、43歳未満では3回です。
なお、生殖補助医療の 回数は、胚移植の回数になり、胚移植の権利が残っている方は、採卵は何回でも保険適応されます。
採卵時の麻酔(静脈麻酔、全身麻酔)も保険適応です。