高橋先生のブログ

45才の方からの出産報告

先日、45才の方からの第2子の出産報告を頂きました。

TESEをおこない、8年間凍結していた胚を移植して、最後の1個の移植で妊娠、出産なさった報告でした。

ご本人の許可もありましたのでご紹介致します。

「長女を7歳で脳腫瘍で失い、絶望の中すがる想いで、千葉へと新幹線に乗り込みました。高橋先生、私達夫婦に生きる希望を与えて下さってありがとうございました。長女からは、手足が動くこと、声が出せること、ご飯を飲みこめること、目を開けられること、すべてが当たり前でなく、命は奇跡の連続である事を教えてもらい、次女が手足をバタバタしたり、声を出して泣いてくれる度に生きていると温かい気持ちになります。

自然妊娠ではないからこそ、当たり前でない命の尊さを学ぶことができ、これからも生きていく中で、高橋先生、培養士さん、スタッフの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。」

ありがとうございます。目頭が熱くなりました。むしろ私が感謝致します。不妊治療をおこなっている自分の存在意義と、仕事の意義を心より実感できるものでした。

これは職員全員とも共有したいと思います。今後も少しでも多くの方に良い結果が得られるように頑張っていきたいと思います。