高橋先生のブログ

様々な選択肢のある不妊治療をお示しできる年に!

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コロナ感染拡大の最中で、皆さんも自宅などに留まっているのでしょうか?私も久々に、年末年始は毎日クリニックでの庶務・雑務・思案に明け暮れています。

その休みも明日で終了し、4日から診療を開始致します。

今年は、この巣ごもりの年末年始を経て、「様々な不妊治療の選択肢をお示しできる年に!」をスローガンに今年の不妊治療に向かっていきたいと思います。

昨年は、ART(生殖補助医療)では、着床前診断の臨床研究に参加致しました。また、一方では、着床障害の検査、例えば慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ(細菌叢)、免疫機能(Th1/Th2)、着床能検査(ERA)、多血小板療法(PRP)なども出来るようになり、胚と子宮内環境の両方の面での検査と治療が大きく進歩した年でした。皆さんへ提供できる選択肢が格段に増えた年だったのです。今年はこれらをより多くの方にお示ししていきたいと考えています。

一方、不妊治療はARTだけではありません。体が受精の合間に、自然妊娠や人工授精での妊娠も少なくないのです。少しでも妊娠の可能性を高くするために、ARTだけに治療を限る必要もないのです。

当クリニックの強みは、総合力だと考えています。不妊治療の手段は一つではありません。皆さんの状態は1人1人異なります。「皆さんが一つの不妊治療法に合わせる」のではなく、「多くの選択肢のある不妊治療の手段を、1人1人に合わせて治療を進める」事をお示ししていきたいと考えています。

このブログでは、このスローガンに沿って、多くの事例も紹介、提案をしていきたいと思います。

今年も一緒に頑張っていきましょう。