高橋先生のブログ

JISARTシンポジウムに参加してきました!

JISARTシンポジウムに参加してきました。
今回は、名古屋の浅田レディースクリニック、浅田先生の主催です。

JISARTも設立後15年経ち、参加施設も30施設になりました。
今回は、執行部が新しくなり、今後のJISARTの進むべき方向性も議論されました。
JISART(日本生殖補助医療標準化機関)は、ご夫婦に「安心と安全と満足を実感して頂ける生殖医療を提供する」という理念のもとに、ARTの信頼できる医療の提供を目指しています。



医療事務(受付)部門、看護部門、培養(技師)部門、医師部門の各部門毎にも研修会、意見交換会を開いたり、様々しているのですね。
当クリニックからも、各部門の選抜スタッフが参加しました。
私もきちんと参加してきました。
他の先生方との意見交換も非常に勉強になるのです。


























講演会では、初代JISART理事長(広島ハートクリニック)の高橋克彦先生から、JISARTの設立からの歴史の講演がありました。実はJISARTの設立は、偶然のきっかけであったと聞き驚きましたが、高橋先生の、「悪い偶然からはすぐに脱却し、良い偶然を必然に変えるのは人間そのものである」という趣旨の話は、人生の先達からの言葉として、非常に響くものがありました。日頃からの努力と準備が重要なのですね。
 

他には、培養液の歴史と新しい培養液の講演と、最近注目されている、着床前診断や着床前スクリーニングについての講義もありました。着床前スクリーニングに関しては、まだ日本では社会的な問題もありますが、学会からのお墨付きも出て、早く臨床的にも利用できるようになると良いですね。  
JISARTは、とても勉強になるのです。
今後も日々勉強して、準備を怠らないようにしなければ、と感じて帰ってまいりました。
どうも小学生の報告みたいになってしまうな~~。気の利いた文章が書けず、やはり文才がない自分にへこんでしまう。
しかし、目指すのは、文筆家ではなく、医療技術者である、と自分を鼓舞して、 また明日から頑張るぞう。(結局、最後は、単なる決意表明か?)