「国民のための名医ランキング」という本が出版されました。

私の所には、「この本が出版されて、私の名前も掲載されるので、割引価格で購入可能です」という旨の手紙が来て、思わず10冊買ってしまいました。

中身をみると、ランキングと言うことで、全科の各部門での10名～20名ほどの「名医」とされる医師が掲載されています。

不妊症関連では、11名の有名な医師が写真付きででていました。私は、ランキング外の名前だけの「準名医」との扱いです。

このような本に名前が載るのは、名誉なのかも知れません。

しかし、どうもスッキリしませんね。実際にここに載っている大半の先生方はよく知っていますし、「名医」という事に異を唱えるつもりはありません。しかし、この本に載っていない先生方で、私が推薦したい先生方もたくさんいらっしゃいます。スペースの関係で仕方ないのだとは思いますし、私は不妊症に限ってしか言えませんが、それぞれの地域で頑張っている、信頼出来る「名医」はもっとたくさんいらっしゃいます。

実際には、判断基準は様々あり、皆さんにとっての「名医」は皆さん自身が決めることになると思います。この本も単に判断の一つ程度に考えていた方が良いのかも知れませんね。

スッキリしない原因を少し考えましたが、結局は、目の前の皆さんに対しての私の姿勢が重要である事を自分で再認識した、ちょっとした出来事でした。