高橋先生のブログ

新型コロナウイルへの当クリニックでの対策とサプリメント

新型コロナウイルスの感染拡大で、世界も、日本社会もとても混乱しています。

新型コロナウイルスの感染拡大への対策はもちろん重要であり、明確な治療薬もない状況ですので、予防策はしっかりとおこなうべきだと思います。

一方、致死率は2%程度で、中国の武漢以外では0.5%程度のようです。通常のインフルエンザよりはやや高めではありますが、それに近いようです。過剰に慌てることなく、落ち着いて予防策などを実行していくことが大切だと思います。


当クリニックでも、来院の皆様には、1)発熱、咳、鼻水、使用上がある場合には、来院を延期、2)来院時には、受付前に手洗いの実行、3)マスクの着用の奨励、4)「りすのへや」の利用制限、へのご理解とご協力をお願いしております。

職員にも、1)手洗いの実行、2)マスク着用、3)クリニック内の頻回の清拭・消毒、などを徹底しております。

落ち着いて対応していくことが、不妊治療も安定して継続していける環境に繋がると思います。


一方、新型コロナウイルスは明確な治療薬がまだないので、感染予防や、感染しても重症化しないように抵抗力をつけておくことが大切でしょう。

私は、点滴療法研究会という、ビタミン類を積極的にアンチエイジングや予防医療の応用している研究会に入っているのですが、今回、新型コロナウイルスへのビタミン類の利用について、情報が来ましたので、皆様にはご紹介致します。

もちろん、新型コロナウイルスへの情報や治療に関しては、まだまだ不足しており、世界でも明確な治療法が確立しておりません。したがって、従来の呼吸器感染症などを参考にしての「現時点」での対策法です。

推奨されるビタミン類

1)ビタミンC 1日3g以上 (分服)

2)ビタミンD 2000単位(50μg)

ビタミンCの投与で、ウイルス性肺炎への感染や、感染症状が約半減したと報告がされています。

ビタミンDは、日光を避ける傾向にある最近は、8割程度の方が不足しており、特に冬の今の時期はより不足しやすいのです。ビタミンD投与でインフルエンザ罹患率が半減した報告がありました。

お手持ちのビタミンCやDがあるようでしたらば、この時期にしっかりととってみては如何でしょうか。

ちなみに、当クリニックでのアシストワンは、通常量(1日4包)では、ビタミンCは2g、ビタミンDは2000単位(50μg)含まれています。ビタミンC2gでも有効だとは思いますが、このような状況では、1.5倍の1日6包服用すれば、ビタミンC3gもクリアできると思います。

また、

3)亜鉛 20mg  (以下:すべて1日量)

4)セレン 100㎍

5)マグネシウム 200~400mg

などの投与により、感染率、症状、死亡率などが、低下したと報告されています。

また、感染した場合には、

高濃度のビタミンC(12.5~25g)点滴などを推奨していました。重症敗血症に対してビタミンCを併用することで、致死率が1/5程度に低下した報告もありました。ビタミンCは、標準治療に併用することでよりよい結果が得られるようです。


新型コロナウイルスへの明確な治療薬はまだなく、対策も明確ではありません。

したがって、最も重要なものは、第1に、感染予防策の実行、 第2に、感染防止と重症化しないように、栄養と睡眠を十分に取り、免疫力が低下しない様にする、第3に、ビタミン類などを積極的に取り免疫力を強化する、などとなるのではないでしょうか。

今は社会もとても混乱していますが、落ち着いて対応していき、

この困難な状況を、皆様と一緒にがんばって乗り越えていきましょう。