高橋先生のブログ

2017年年間妊娠数


少し遅くなりましたが、2017年の年間妊娠数をご報告致します。

2017年の妊娠総数は1185例(速報値)でした。

ART関連の妊娠数は885例です。

内訳は、凍結胚移植妊娠が775例、体外受精新鮮胚移植妊娠が53例、顕微授精新鮮胚移植が57例でした。

実際に、採卵周期よりも凍結胚移植周期の方が多くなっており、新鮮胚移植の周期はかなり少なくなっています。

ART妊娠の88%が凍結胚移植妊娠でした。新鮮胚移植周期の妊娠数はおよそそれぞれ6%程度でした。

人工授精AIHの妊娠数は184例であり、前年と同数でした。

AIH以外の一般不妊治療での妊娠数は116例です。

一般不妊治療、AIHの妊娠数は、前年とほほ同じでしたが、ARTでの妊娠数が100例増加した分だけ、妊娠総数も増加しました。

妊娠数の増加は、凍結胚移植妊娠の増加次第というのが、最近の傾向です。

これは日本の他の施設でも同じような傾向にあるようです。

2018年も、より多くの方が妊娠できるようにがんばってまいります。