高橋先生のブログ

早期のAMH測定で、治療を急いで奏功した一例

最近、AMHを測定することで、対策が早期にとれた方がいらっしゃったので、ご紹介致します。

31歳でAMHが2.7pMと、卵巣年齢48~49歳相当の方でした。
排卵誘発は6周期、左の卵管の癒着を疑われていました。

AMHの値と、卵管癒着の可能性を考えて、すぐにIVFを選択されました。

クロミフェン-HMGで排卵誘発し、2個採卵し、1個胚移植して妊娠、出産。
1個は胚盤胞まで分割し、凍結保存。今年、凍結胚を胚移植して妊娠し、卒業しました。
この方は初回のIVFで2個の採卵で、2人妊娠された方です。

AMHが低く、卵管因子など他の不妊要因がある場合には、IVFへの早期の移行が、それだけ妊娠する可能性が高いことを感じた症例でした。