高橋先生のブログ

2013年生殖医学会学術講演会、参加報告(その1) メラトニンの有効性と認知度の拡大

本日、日本生殖医学会(神戸)に参加してまいりました。
今年も各施設で様々な工夫がなされ、まだまだ様々なことが試されており、今年も収穫の多い学会でした。
今年で目を引いた一つが、アンチエイジング、卵子の老化、酸化ストレスと対策、に関して、様々な視点から取り上げられていることでした。

酸化ストレスと不妊の関係もシンポジウムが開かれ、メラトニンについての効果も取り上げられました。

その中では、反復不成功の方に
メラトニンの投与で、
1)採卵率、成熟卵、受精率の上昇を認めた。
2)妊娠率は2倍になった。
3)対象としては、採卵率が40%未満、体外受精での受精率が35%未満、ICSIでの受精率が40%未満のかたが、主な対象だと考えられる。
などでした。
当クリニックでも、積極的にメラトニンをお勧めしています(私もアンチエイジングで飲んでいますが)が、学会のシンポジウムでも取り上げられたことで、今後はより広く使用されるでしょう。

ただし、使用開始は早いほど妊娠率が高いというデータでした。
したがって、2回不成功例、初回で卵子の質が良くない場合などには、今後、より積極的にお勧めしていく方が良いかもしれません。