高橋先生のブログ

46才の妊娠(凍結初期胚移植)卒業

先日、46才の方が、妊娠・卒業されました。

46才直前に採卵し、その後、凍結初期胚の胚移植(通算4回目)で、妊娠されたのです。

この方には、最初から様々なオプション検査もおこない、サプリメントなども使用しました。

亜鉛やビタミンDが少なく、ノベルジン(亜鉛)や、アシストワンの使用。

子宮内に突出ている子宮筋腫や内膜ポリープは、初診翌月にはすぐ手術しました。

その後、すぐに体外受精や人工授精を開始。

AMHは0.67であったものの、採卵は、1回目3個(クロミッド+HMG注射)、2回目6個(HMG注射+アンタゴニスト法)採卵出来ました。2回目の採卵では、4個受精し、初期胚2個、胚盤胞1個を凍結保存。

最後の初期胚(4細胞;グレード2)を1個移植しての妊娠でした。

年齢的には、1回の胚移植で妊娠するのは5%以下で、出産までは1%程度になってしまうのですね。

非常に幸運な妊娠であったと思います。今後も順調に経過することを祈るのみです。

このような方は、ここでご紹介するほど希な方です。皆さんには、特に37才以上の方には体外受精もお考えになることをお勧めしています。