高橋先生のブログ

46才、HSG後の自然妊娠・卒業

GWでの、カルテ整理で、高齢の方の妊娠のご紹介が多くなってしまいました。

半年前の方です。

46才で、結婚間もなくの来院でした。AMHは1.01

年齢を考えて、検査後には体外受精を予定していたのです。

子宮卵管造影検査をおこない、1回は人工授精をして妊娠せず。

しかし、卵管造影検査2ヶ月後には、妊娠の診断、そして卒業となりました。

この方は、結婚間もなく、不妊治療も受けていなかったという特殊事情がありますが、40才以上の方でも卵管造影検査をしておく方が良いという1例だと思います。

不妊症の検査は1ヶ月で済んでしまいます。40才以上の方の中には、「体外受精しか意味がない」とお考えになる方も少なくありません。

しかし、このような例もあるのですから、はじめから妊娠する可能性を狭めてしまうのではなく、少しでも可能性をあげるような考え方をしてみては如何でしょうか。